
作品No.051
作品名:ニッサングロリア HT2000GX
発表年:1974年
原画ボードサイズ:183×256mm
モデルとなった実車はニッサングロリアです。230型の4代目後期型。 このモデル以降、セドリックと基本的な構造が統一された姉妹車となります。
1971年に登場した初期型は、フロントグリルがクロス模様で、先代の縦目グロリアの特徴を残していました。しかし、翌年のマイナーチェンジによってフロントグリルの形状が変更されました。
シリーズに初めて登場した2ドアハードトップは、スポーティーな印象と華やかなデザイン、豪華な装備を備え、新たなユーザー層を獲得することに成功し、第1期の全盛期を迎えました。
しかし、1979年のフルモデルチェンジにより2ドアハードトップは廃止されました。これは、ブルーバードの上級グレードの後継車として発売されたレパードが、スカイラインやローレルに続く上級車ラインナップの一部を担うために登場したからです。
以降、2ドアのスペシャルティカーは1980年に発売された「レパード」に引き継がれていきます。
作品は、230系後期型グロリア2000GXの2ドアハードトップ。角角目2灯のデザインとシルバーのボディカラーが特徴です。
作品名は2000GXですが、バンパーにオーバーライダー(日本ではカツオブシと呼ばれるバンパーの補強部品)が描かれていることから、作画の依頼時に参考にされた資料は1973年4月にマイナーチェンジした2600GXだったのではないかと推測されます。