
作品 No.116
ヤマハ TX750
発表年:1976年
原画サイズ:181×256mm(天地左右)
モデルとなった実車は、ヤマハ発動機が製造した「TX750」です。
TX750は、XS-1に続くヤマハ製4ストローク大型スポーツバイクの第2弾として登場したモデルで、ヤマハ初の「ナナハン(750cc)」として1970年代にデビューしました。当時の最大のライバルであったホンダCB750が4気筒エンジンを採用する中、TX750はあえて2気筒エンジンで勝負を挑み、低中速域での扱いやすさや、扱いやすい出力特性を大きな特徴としていました。しかし、市場ではライバル車の人気に押され、販売は伸び悩みます。その結果、1972年の発売からわずか2年ほどで生産を終了することとなり、短命に終わった幻のモデルとして知られています。
作品は、1972年に発売されたヤマハ発動機初のナナハンロードスポーツTX750です。
深みのあるワインレッドのタンクとクロームパーツの輝きが繊細な筆致で表現され、当時の国産大型二輪車が持っていた気品と力強さを見事に伝えています。エンジンやスポークホイール、前後サスペンションなどの機構的なディテールまで丁寧に描き込まれており、車体を斜め前方から捉えた構図は、伸びやかなフロントフォークから流麗なタンクライン、そして低く長いマフラーへと続く美しいシルエットを際立たせています。
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