作品No.060『三菱ジープ J3R(緑)』


作品No.060
作品名:三菱ジープ J3R(緑)
発表年:1974年
原画ボードサイズ:257×363mm

モデルとなった実車は、三菱ジープJ3R です。
三菱ジープは1953年から1998年までの45年間、スタイルの変更なしに製造され続けました。

元々は軍用車両としての歴史を持ち、悪路を走破できる高い性能が魅力のクロスカントリー車として知られていました。 現在の車のような快適な乗り心地はありませんが、それでも根強いファンが存在し、人気を誇る車です。

耐久性と走破性に優れたジープでしたが、エアコンがなく、乗り心地や快適性には欠けていました。三菱は1982年にエアコンを搭載したクロスカントリー車「パジェロ」を発売し、これがきっかけで車種の整理が進められました。

その後、三菱ジープは安全性能や排ガス規制の影響を受け、2001年に販売が終了しました。

この作品は、1961年以降の三菱ジープJ3R型です。作品No.059と同じ仕様で描かれており、オリーブグリーンのボディカラーから、自衛隊仕様である可能性が高いです。

特に注目すべきは、パソコンが存在しなかった時代に、同じ角度で同様の着色模様を手描きで再現している点です。トレペなどを使ってトレースした後に着色を施したのでしょうか?神業です。


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