
作品 No.095
機内食運搬車
発表年:1975年
原画サイズ:181×257mm(天地左右)
作品のモデルとなった実車は、いすゞ自動車が1968年から1975年にかけて販売した2代目エルフをベースに架装された、機内食運搬車仕様です。 機内食運搬車とは、機内食工場から機内食カートを運搬し、航空機へ搭載するためのハイリフトトラックで、「フードローダー」とも呼ばれています。
昇降可能な箱型荷台を備え、作業時には車両を安定させるための油圧ジャッキが展開されます。さらに荷台前方には、航空機ドアと接続するためのプラットフォームが設けられており、荷台から航空機へと続く通路が形成される構造となっています。
作品は、2代目エルフ後期型の機内食運搬車を日本航空仕様で描いたものです。1970年から1989年にかけて使用されていた日本航空のカラーリングが再現されており、コンテナに描かれた鶴丸マークが印象的な作品となっています。
一方で気になる点として、実車には装備されているはずのフロントアウトリガーが、本作では省略されて描かれています。こうした実車との違いに目を向けることで、作品表現としての取捨選択や作者の意図を考察できる点も、作品の見どころの一つと言えるでしょう。
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