作品No.064『イスズスクアート消防車』


作品No.064『イスズスクアート消防車』

作品No.064
作品名:イスズスクアート消防車
発表年:1974年
原画ボードサイズ:178×257mm

モデルとなったベース車は、イスズトラックTD70EもしくはTXD50Eだと思われます。

はしごを屈折させる屈折はしご車(別名:シュノーケル車、標準型、Σ型、先端屈折型)や、はしごではなく、先端に放水銃と破砕用クラッシャーを装備して隊員が近付けない場所への放水が可能な「屈折放水塔車(別名:スクアート車)」などがあり、これらの車両は「高所放水車」とも呼ばれます。

「高所放水車」は、福島第一原子力発電所事故の際に、東京消防庁による使用済み核燃料プールへの放水活動に使用され活躍しました。

近年は「高所放水車」の機能と「大型化学消防車」の機能を併せ持つ「大型化学高所放水車」も登場しています。

この作品は、イスズTD70系またはTXD50Eのキャブオーバー型トラックを改造した消防車です。 正式名称は屈折放水塔車(別名:スクアート車)です。

この作品は、東京消防庁に実在した車両を細部まで忠実に再現しており、車体番号は『2374』です。現在は安全上の理由からドアが装備されていますが、作品が描かれた当時は消防隊員が迅速に乗降できるようにドアのない消防車両が多く存在していました。


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