
作品No.049
作品名:ホンダ F-1
発表年:1974年
原画ボードサイズ:186×256mm
モデルとなった実車は、『ホンダ RA302』です。
ホンダが1968年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーで、独創的な自然通気の空冷エンジン搭載車として開発され、1968年第6戦フランスGPでデビューしました。
しかし、ゼッケンNo.18がフランスGPでの事故によって使用できなくなったため、急遽次戦のイギリスGPでは水冷式の2号機(ゼッケンNo.14)をエントリーしました。
公式練習に出走しましたが「オーバーヒートによる出力低下が著しく、実戦参加は尚早」と判断し、予選および決勝レースへの出走を見送りました。
作品は、1号機と2号機では、エンジン回りのディテールやマフラーの形状が違うため、2号機であるNo.14の車がイラストのモデルのようです。
ホワイトのボディカラー、フロントに大きな赤丸を付けたことで日本の国旗「日の丸」にみえるようなデザインで描かれています。コックピットの両脇にあるエアダクトが特徴的ですが、エアダクトの上にある左右のサイドミラーと、リアウィング、ボディサイドにあるはずのエンジンカバーが省かれています。